セネガル共和国…そしてアフリカンテキスタイルとの出会い…
1960年にフランスから独立した国がアフリカの西部にあります。
私は今から約30年前の1983年に初めてセネガルに行き衝撃を受けました。
セネガルに足を踏み入れた途端見渡す限り、全員黒人です。
当然のことではありますが、生まれて初めての光景で何か不思議な感じを受けたのを今も鮮明に思い出されます。
それは、セネガルの人々が着ている服の柄や色がとても素敵に感じたことでした。
パネル状の一枚布としてデザインが完成されているアフリカンテキスタイルとの出逢い。
バティック風のカラーハーモニー…。
それから私はパリでアフリカン・テキスタイルを売っているのを見かけてから虜になり、
これで何か作れればいいなあと思うようになりました。
しかし当時の私は、あまりエスニック過ぎることに抵抗感を感じていたのも正直な気持ちです。
そんな中で色々考えながら30年の月日が経ち、ようやく人形を作ってみよう!と思い始めました。
そして、お人形だけでなく雑貨にもアフリカンテキスタイルを活用し、
「フランスのエスプリが感じられ、キュートに…」をコンセプトに立ち上げたのが
「coucou african ククアフリカン」です。
私は、この人形をファミリーとして扱いたいと思います。
ファミリーネームが「ババカル」。
おじいさんがParisに1950年代から住んでいます。
その娘たち…孫たち…ファミリーが拡がります。
名前も、モラ・サフィー・マリアナ・パブ・バビル・バビブ・ムッサ・ブハ …
幸せなファミリーが増え続けます。